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■アユーブ・カーン=ディン (脚本) Ayub Khan-Din, screenplay |
| ソルフォード生まれ。85年、ハニフ・クレイシ脚本/スティーヴン・フリアーズ監督による傑作『マイ・ビューティフル・ランドレット』で小さな役(ランドリーで本を読む学生)を得た後、『サミー&ロージー/それぞれの不倫』(87)のサミー役でシャシー・カプール(本作の劇中映画で登場)の息子役に大抜擢され、映画初主演。この後、本作のもととなった自伝的な戯曲《east
is east》を完成させる。この戯曲は96年バーミンガムで初演された後、ロンドンのロイヤルコート劇場での上演が決まり、映画版にも出演している舞台女優リンダ・バセットらの好演もあわせて絶賛され、最優秀ウェスト・エンド戯曲賞と最優秀新人作家賞英国作家組合賞を受賞し、オリヴィエ賞最優秀新人作家賞候補にもノミネートされた。99年にはニューヨークでも上演され、大絶賛された。97年に映画化が決まり、自ら映画用に脚色し直す。こうして完成した本作『ぼくの国、パパの国』はロンドン映画批評家賞の年間最優秀脚本賞を受賞し、BAFTA(英国アカデミー賞)脚本賞の候補ともなった。99年はロイヤルコート劇場の委託で《Last
Dance at Dum Dum》を執筆。7月、改装中の劇場に変わってアンバサダー劇場でスチュアート・バージ演出、シーラ・バレル、マーダー・ジャフリーらの共演で上演された。アユーブは現在、白人女性のアルツハイマー患者についての作品に取り組んでいる。 |
■ダミアン・オドネル(監督)
Damien O'Donnell,Director |
| アイルランド、ダブリン生まれの30歳。1987年に映画学校を卒業後、友人3人と映画会社を設立。短編「Booth」の脚本を書いた後、同じく短編「35
Aside」(95)で脚本・監督を手がけた。この映画はクレルモンフェラン短編映画祭グランプリをはじめ、ロンドン映画祭最優秀作品賞、エジンバラ映画祭最優秀作品賞、シドニー国際映画祭観客投票最優秀短篇賞など、映画賞を独占する。98年にはBBCの「Talent」シリーズでも放映され新人監督賞を受賞。これを見た製作者レズリー・アドウィンによって今回の大抜擢となり、見事な演出で長篇監督デビューを飾った。99年カンヌ国際映画祭監督週間での上映を皮切りに、世界各国の映画祭の招待を受け、次々に賞を受賞。翌年の映画賞にも多数選出される。また、本国イギリスはじめ世界各国での興行的な成功に対して、2000年のカンヌでは、この年から設けられたメディア賞を授与された。本作の後は、デクラン・レックスの「Making
Ends Meet」(99)に脚本で参加。現在は、ロンドンに住むナイジェリア人の夜警を主人公にした脚本「30
pretty things」の製作を準備中。 |
■ブライアン・トゥファーノ (撮影)
Brian Tufano, Cinematographer |
| 60年代よりシリーズ「Monitor」でケン・ラッセル演出「イザドラ・ダンカン」(66)などのTV映画を中心に手掛ける。その後、映画でも活躍を始め、『さらば青春の光』(79)、『影の私刑』(83)、『ウォー・パーティ』(89)で一連のフランク・ロッダム作品を担当し、カルト・フィルム『ブレード・ランナー』(82)の追加撮影なども手がけた。『シャロウグレイヴ』(94)に続いて、大ヒット作『トレインスポッティング』(95)では大胆な構図で一躍注目される。その後も『普通じゃない』(97)やケネス・ブラナー主演の新作「Alien
Love Triangle」(00)を手掛ける他、「トゥルー・ブルー」(V)(97)、『ヴァーチャアル・セクシュアリティ』(99)、オムニバス『チューブ・テイルズ』(99/TV、日本は劇場公開)、ヘレナ・ボナム・カーター主演「WomenTalking
Dirty」(00)などを撮影している。 |
■オーム・プリー OM PURI, George Khan
(パパ●ジョ−ジ・カーン役) |
本作の演技でBAFTA(英国アカデミー賞)最優秀主演男優賞の候補となるなど大成功を収めたインド出身のオーム・プリーは、現在、ハリウッド映画やイギリス映画から次々に出演依頼を受けて多忙を極める一方、低予算のインド芸術映画にも出演をつづけている。アッテンボローの英国映画『ガンジー』(82)に起用され、ガンジーに意義を唱える男の役で印象を残す。本国インドでは、いわゆる芸術映画の名優として有名で、シャーム・ベネガルの「前進 Arohan」(82)、「職人ムラル」(86/TV放映題)、ムリナル・セーンの大作「Genensis」(86)、ゴータム・ゴースの「渡河」(84/TV放映題)、「凧」(94/映画祭題)、クンダーン・シャーの「誰が笛吹きに支払うのかJaane bhi do yaaro」(83)といった作品に次々と出演。ニハーラーニの「半分の真実Ardh satya」(83)ではカルロヴィヴァリ映画祭の主演男優賞を獲得した。92年、ローランド・ジョフィ『シティ・オブ・ジョイ』で人力車の引手の男役で再び英語作品に出演を開始。「詩人の贈り物」(93)で教師を熱演。以後、『ウルフ』(94)、『ゴースト&ダークネス』(96)といった作品にも登場。本作同様、イギリスのパキスタン人を演じたハニフ・クレイシ脚本・ウダヤン・パサド監督の「My Son the Fanatic」(97)ではブリュッセル映画祭の男優賞を受賞している。 |
■リンダ・バセット LINDA BASSETT, Ella Khan
(ママ●エラ・カーン役) |
96年の初演以来、舞台《east is east》でも母エラを演じて高い評価を受けたリンダは、舞台女優として長らく活動している。 映画出演では、『月の出をまって』(87)でのスタイン役が印象深い。その後の主な作品には、『月下の恋』(95)、『ジキル&ハイド』(96)でのメアリーの母役、『カーテンコール』(96)、『オスカーとルシンダ』(97)、『ビューティフル・ピープル』(99)。本作の素晴らしい演技ではBAFTA(英国アカデミー賞)などにノミネートされた。 |
■イアン・アスピナル IAN ASPINAL, Najir Khan
(長男●ナジル役)
■ラージ・ジェイムズ RAJI JAMES, Abdul Khan
(ニ男●アブドゥル役)
■ジミ・ミストリー JIMI MISTRY, Tariq Khan
(三男●タリク役)
26歳のジミは、本作が映画出演2作目。デビュー作はケネス・ブラナーの大作『ハムレット』(96)の水兵役。98年よりBBCの長寿ドラマ「EastEnders」でレギュラー出演を始めて、お茶の間でお馴染みの存在となる。2000年は「Born Romantic」でジェイン・ホロックス、イアン・ハートらと共演している。
■エミル・マルヴァ EMIL MARWA, Maneer Khan
(四男●マニーア役)
■クリス・ビソン CHRISS BISSON, Saleem Khan
(五男●サリーム役)
■アーチー・パンジャービ ARCHIE PANJABI, Meenah Khan
(長女●ミーナ役)
■ジョーダン・ルートリッジJORDAN ROUTERIDGE, Saj(Sajid)Khan
(末っ子●サジ (サジッド)役)
本作が映画デビューとなる。プロとしての仕事は初めてだったが、学校では演劇のクラスを受講、校内演劇などで活躍し、優秀賞を受賞したこともある。本作で一躍注目されるが、ひとまずは学業を優先。この2000年の夏休みを利用して、イアン・グレン、ビリー・コノリーらと共演するウダヤン・プラサドの注目の新作「Johnny
Squad」に出演した。
■レズリー・ニコル Lesley Nicol ,Auntie Annie
(アニーおばさん役)
■ガリー・デイマー GARY DAMER ,Earnest Moorhouse
(ア−ネスト役)
■ジョン・バードン JOHN BARDON ,Mr Moorhouse
(ムーアハウス氏役)
■エマ・ライドル EMMA RYDAL ,Stella Moorhouse
(ステラ役)
■マダーヴ・シャルマ MADHAV SHARMA,Mr. Shah
(シャー氏役) |
配給:クレスト・インターナショナル
原作戯曲:アユブ・ハーン=ディン「イースト イズ イースト」
監督:ダミアン・オドネル
脚本:アユブ・ハーン=ディン
出演:オム・プリ/リンダ・バセット/ジョーダン・ルートリッジ
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