INTRODUCTIONシーン1
INTRODUCTION
まるで絵画のような 
  …未だかつて観たことのない美しきウエスタン。


INTRODUCTIONシーン2『イージー・ライダー』の成功の後、1971年にピーター・フォンダが主演・初監督作として撮りあげたのが本作『さすらいのカウボーイ』。
強烈な人物像。味わいのあるセリフ。人間の根源にふれるテーマ。フォンダは、この全てが凝縮された脚本を、たゆたうような時の中で、美しい一篇の詩へと昇華させた。大自然を背景に、完璧に計算されたリズムの中で、男のストイシズムとロマンティシズムが交錯し、人生をさすらう男たちの悲しくも美しい姿を浮き彫りにしている。

INTRODUCTIONシーン3しかし、批評家たちの評価は高かったにも関わらず、『イージー・ライダー』の再来を狙ったスタジオの圧力によって不本意な形での公開を余儀なくされ、結果、興行的には厳しいものになってしまった。
「作品を本来あるべき姿に戻すチャンスが欲しい」-フォンダはもとより、この映画を愛してやまなかった者たちの願いが結実するには、30年の年月が必要だった。そして、いっさいの無駄をそぎ落とす形で完成したこのディレクターズカット版は、2001年ベネチアを皮切りに、トロント、ロンドンの映画祭で上映され大喝采を浴びる。
そして2002年、日本でも初公開から30年ぶりに、アメリカン・ニュー・シネマの隠れた傑作がデジタルリマスタープリントでスクリーンに甦ることとなった。


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