シアター
Cast&Staff
CAST profile
ジュリアーナ(校長):マルゲリータ・ブイ
1962年1月15日、イタリア・ローマ生まれ。シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーで学ぶ。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を5回、ナストロ・ダルジェント賞を6回、ゴールデン・クラップ・ボード賞を7回受賞するなど、イタリアを代表する女優。1986年、スクリーンデビュー作のニーノ・ビザーリ監督「La seconda notte」で、イタリア・ゴールデングローブ賞Best Breakthrough Actressを獲得。主な出演作は、ダニエレ・ルケッティ監督『イタリア不思議旅』(88)、第38回サン・セバスティアン国際映画祭女優賞を受賞したダニエレ・ルケッティ監督「La settimana della sfinge」(90)、ドナテッロ賞助演女優賞獲得のセルジオ・ルビーニ監督『殺意のサン・マルコ駅』(91)、クリスチナ・コメンチーニ監督『心のおもむくままに』(95)、ドナテッロ賞主演女優賞受賞のジュゼッペ・ピッチョーニ監督『もうひとつの世界』(98)、ドナテッロ賞助演女優賞受賞のジョヴァンニ・ヴェロネージ監督『イタリア的、恋愛マニュアル』(05)、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『題名のない子守唄』(06)等。2009年、フランチェスカ・コメンチーニ監督『まっさらな光のもとで』(F)では第66回ヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞。他に、ナンニ・モレッティ監督『ローマ法王の休日』(11)、フェルザン・オズペテク監督『異人たちの棲む館』(12/F)、ドナテッロ賞主演女優賞を受賞したマリア・ソーレ・トニャッツィ監督『はじまりは5つ星ホテルから』(13)、セルジオ・ルビーニ監督「Mi rifaccio vivo」 (13)等がある。
ジョヴァンニ(国語補助教員):リッカルド・スカマルチョ
1979年11月13日、イタリア・トラーニ生まれ。ナショナル・フィルム・スクールで演技を学び、映画、テレビの双方で活躍している。2003年、第56回カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞作品賞を受賞したマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督『輝ける青春』に出演。翌2004年のルカ・ルチーニ監督「Tre metri sopra il cielo」でイタリア・ゴールデングローブ賞のBest Male Newcomerに選ばれ、最初の大きな成功となった。2005年には、ドナテッロ賞で8部門を受賞したミケーレ・プラチド監督『野良犬たちの掟』(DVD)に出演。この作品でスカマルチョは、イタリア・ゴールデングローブ賞Best Breakthrough Actorを獲得。2007年のダニエレ・ルケッティ監督『マイ・ブラザー』(F)では、ドナテッロ賞助演賞にノミネート。他に、ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督『モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル』(07/DVD)、フェルザン・オズペテク監督『あしたのパスタはアルデンテ』(10)、ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督『昼下がり、ローマの恋』(11)、ウディ・アレン監督『ローマでアモーレ』(12)、フランチェスコ・アマート監督『愛の回帰線 コジモとニコル』(12/DVD)等がある。イタリア映画祭2014で、ロッコ・パパレオ監督『南部のささやかな商売』(13/F)が公開された。リチャード・ラクストン監督、エマ・トンプソン脚本の「Effie Gray」(14)の公開を控えている。
フィオリート(美術史教師):ロベルト・エルリツカ
1937年10月2日、イタリア・トリノ生まれ。シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーを卒業。1982年、マウロ・ボロニーニ監督によるテレビシリーズ『パルムの僧院』に出演。主な出演作にリナ・ウェルトミューラー監督『流されて2』(87)、フィオレッラ・インファシェッリ監督『ラ・マスケラ』(88)、サルヴァトーレ・ピスチチェッリ監督『夜のメイド』(00/DVD)等。マルコ・ベロッキオ監督『夜よ、こんにちは』(03)では、第60回ヴェネチア国際映画祭男優賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞を獲得。他に、クラウディオ・ポンディ監督『ファイナル・エンペラー 悲劇の皇帝』(04/DVD)、ジャンルカ・デ・セリオ監督『七つの慈しみ』(11/F)、第69回ヴェネツィア国際映画祭Brian Award受賞作のマルコ・ベロッキオ監督『眠れる美女』(12)、第86回アカデミー賞®外国語映画賞受賞作パオロ・ソレンティーノ監督『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)等多数。本作『ローマの教室で』(13)ではドナテッロ賞男優賞にノミネートされた。
page-up
エレナ・トガーニ(フィオリートの生徒)
:ルチア・マシーノ
1977年1月27日、イタリア・アンコーナ生まれ。多くの映画、テレビ映画で活躍する女優。主な出演作としては、クラウディオ・ボニヴェント監督『ブラックバード・ライジング』(03/DVD)、エミリアーノ・コラピ監督『家への帰り道で』(11/F)、ナンニ・モレッティ監督『ローマ法王の休日』(11)、ロベルト・アンドー監督『自由に乾杯』(13/F)等。
※ 『 』… 日本公開  「 」… 日本未公開      『 』(F)… 映画祭・特別上映  『 』(DVD)… DVD発売
STAFF profile
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1953年7月2日、イタリア・マルケ州アスコリ・ピチェーノ生まれ。
1980~83年、ゴーモン映画学校に在籍。1987年発表の『青春の形見』でナストロ・ダルジェント賞、ヴィットリオ・デ・シーカ賞を受賞。1990年の「Chiedi la luna」でグロッラ・ドーロ最優秀監督賞を受賞。続いて1992年に「Condannato a nozze」、1995年の「Cuori al verde」はバスティア映画祭観客賞とラルプ・デュエズ国際喜劇映画祭グランプリ受賞。そして1998年発表の『もうひとつの世界』は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀作品賞を含む5部門を受賞し、他にAFIフェストで審査員賞と観客賞、第35回シカゴ国際映画祭でシルバー・ヒューゴ賞、第23回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞、アカデミー ®外国語映画賞イタリア代表作品に選出された。2001年の『ぼくの瞳の光』は、第58回ヴェネチア国際映画祭において男優賞と女優賞を揃って受賞する快挙を成し遂げた。2004年の『映画のようには愛せない』(DVD/イタリア映画祭タイトル:『私が望む人生』)は、第54回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品、モスクワ映画祭コンペティションに出品。他にヴァレリア・ゴリノ主演『ジュリアは夕べに出かけない』(09/F)等がある。 また、Bartleby Filmの創設メンバーとして、アリーナ・マラッツィ監督のドキュメンタリー、「Un'ora sola ti vorrei」(02)をプロデュース。 この作品は、第55回ロカルノ国際映画祭スペシャル・メンションなど国内外の複数の賞を受賞した。
※ 『  』…日本公開   「  」…日本未公開   『  』(F)…映画祭・特別上映 〈  〉…著書
1956年ローマ生まれ。80年代を象徴する長編〈過ぎゆく千年の記〉で86年にデビュー。〈スナックバー・ブダペスト〉は、88年にティント・ブラス監督、ジャンカルロ・ジャンニーニ主演により同タイトルで映画化された。また、ジャンフランコ・ミンゴッツィ監督「Tobia al caffè」(00)もロドリの原作〈Grande raccordo〉を映画化したもの。また、フランチェスカ・アルキブージ監督、マルチェロ・マストロヤンニ出演『黄昏に瞳やさしく』(90)に出演するなど、映画との関わりも深い。このほかの作品に、詩集〈ミルヴィオ橋〉、短編集〈大環状線〉、〈のらくらの楽園/東京書籍刊〉、〈こむら返り〉などがあり、イタリア内外での評価が最も高い作家のひとり。
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脚本:ジュゼッペ・ビッチョーニ、フランチェスカ・マニエーリ 原題:II rosso e il blu 日本語字幕:岡本太郎
原案:「赤と青 ローマの教室でぼくらは」マルコ・ロドリ著(夏、晶文社刊行予定) 2012年/イタリア/イタリア語/101分/カラー/シネスコ/デジタル/ドルビーSRD
提供:朝日新聞社、NHKエンタープライズ、クレストインターナショナル/配給:クレストインターナショナル
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