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脚本・監督 エマヌエーレ・クリアレーゼ EmanueleCrialese

脚本・監督
エマヌエーレ・クリアレーゼ
EmanueleCrialese

1965年5月25日ローマ生まれ。シチリアにルーツをもつ。 1991年にアメリカに渡る。ニューヨーク大学で映画演出を学び、1995年に学位を取得。短篇映画を何本か手掛けた後、1997年「Once We were Strangers」をニューヨークで撮り長篇映画監督デビューを飾る。この作品でサンダンス映画祭ドラマ・コンペティション部門に招待された初めてのイタリア人監督となる。その後、イタリアに戻り、シチリアのランペドゥーサ島で撮った彼にとっての初めてのイタリア作品『グラツィアの島』(F/02)でカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを獲得。2006年シャルロット・ゲンズブールを起用し、20世紀初頭のアメリカへの移民問題を描いた『新世界』(F)を監督。第63回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した。この作品はアメリカでマーティン・スコセッシによって公開され、第79回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表に選ばれた。本作では、第68回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞、さらに第84回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表にも選ばれた。

フィリッポ: フィリッポ・プチッロ FILIPPO PUCILLO

フィリッポ:
フィリッポ・プチッロ
FILIPPO PUCILLO

1989年8月12日生まれ。ランペドゥーサ島を訪れたエマヌエーレ・クリアレーゼにスカウトされ、『グラツィアの島』(F/02)でデビュー。その後同監督作『新世界』(F/06)と『海と大陸』に続けて出演。
他に、ルイージ・サルディエーロ監督「Piede di dio」(09)、ジョバンニ・ラ・パローラ監督のショートフィルム「Cusutu n' coddu」(12)に出演している。

ジュリエッタ(母): ドナテッラ・フィノッキアーロ DONATELLA FINOCCHIARO

ジュリエッタ(母):
ドナテッラ・フィノッキアーロ
DONATELLA FINOCCHIARO

1970年、シチリア生まれ。ロベルタ・トッレ監督『アンジェラ』(F/02)の主演に抜擢され映画デビューし、東京国際映画祭で最優秀女優賞、イタリア・ゴールデングローブ賞新人女優賞を受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞にノミネートされる。マルコ・ベロッキオ監督「Il regista di matrimoni」(06)ではイタリア・ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とイタリア映画ジャーナリスト協会の主演女優賞にノミネート。同監督「Sorelle Mai」(10)では、フライアーノ映画祭主演女優賞を受賞した。エドアルド・ウィンスピア監督「Galantuomini」(08)で、ローマ映画祭主演女優賞受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とイタリア映画ジャーナリスト協会の主演女優賞にノミネート。『海と大陸』では、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、イタリア映画ジャーナリスト協会、主演女優賞にノミネートされた。その他の出演作に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『シチリア!シチリア!』(09)、ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督『昼下がり、ローマの恋』(11)、ウディ・アレンの新作「To Rome with Love」(12)等がある。

エルネスト(祖父): ミンモ・クティッキオ MIMMO CUTICCHIO

エルネスト(祖父):
ミンモ・クティッキオ
MIMMO CUTICCHIO

1948年3月30日、シチリア生まれ。シチリアの俳優、舞台演出家。著名な人形遣い師のジェームズ・クティッキオの息子に生まれ、シチリアの有名な人形劇≪オペラ・デイ・プーピ(Opera dei Pupi)≫(ユネスコの世界無形文化遺産)の語り手と人形遣い師の伝統を受け継ぐ最も重要な継承者である。フランシス・フォード・コッポラ監督は『ゴッドファーザーPARTⅢ』(90)の中で人形劇の語り手として彼を登場させている。俳優としても名声を得ており、1998年のマリツィオ・シャッラ監督「La stanza dello scirocco」では本人役でも出演している。2009年、ジョン・タトゥーロがプロデューサー・脚本・主演を務め、シチリア生まれの著名な作家アンドレア・カミッレーリ、本作のドナテッラ・フィノッキアーロが出演した、ロマン・パスカ監督「Prove per una tragedia siciliana」(09)に出演するなど、自身の故郷であるシチリアにこだわった作品に出演し続けている。

ニーノ(叔父): ジュゼッペ・フィオレッロ GIUSEPPE FIORELLO

ニーノ(叔父):
ジュゼッペ・フィオレッロ
GIUSEPPE FIORELLO

1969年3月12日、シチリア生まれ。劇映画、テレビ映画の多くの作品で活躍している。主な出演作に、マルコ・リージ監督『モニカ・ベルッチ ジュリア』(DVD/98)、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『シチリア!シチリア!』(09)、ロベルタ・トーレ監督『キスを叶えて』(F/10)等。2012年は、『海と大陸』でイタリア・ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、ナストロ・ダルジェント賞最優秀助演男優賞にノミネートされた。

サラ: ティムニット・T TIMNIT T.

サラ:
ティムニット・T
TIMNIT T.

2009年夏、ランペドゥーサ島に80人の難民を乗せたボートが漂着。3週間の漂流を経てたどり着いたボートに生存者は3人のみだったが、ティムニットはその中のひとり。当時『グラツィアの島』(F/02)の撮影で島を訪れていたクリアレーゼ監督の取材を受けたことをきっかけに、本作への出演が決まった。

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